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その一言に重みを感じる [タクシー]

「よく止まってくれましたね!」お客様の一言である。

その時を振り返り、そう言われると気分的には空車のタクシーだから客に手を挙げられれば止まるのは当然であると、ふてぶてしく言ってみたくもなる。このお客様の一言は個タクの乗車拒否があまりにも酷いから言った言葉であると重く受け止めなくてはならない。乗車拒否をしない私を珍しいと思ったのだ。私もこの件に関しては毎度の事ながらいい加減辟易している。

水曜日の深夜銀座に入った。月初めの人出が少ないところにあいにくの小雨模様で銀座の歓楽街は閑散としている。コリドー街の路地を曲がって直ぐに乗車を申し込まれたのは男女2名。一目でお店の方だと分かった。ホステスさんと男性従業員であろう。乗車後、個タクが止まったことにいたく感心されている。逆に私は、なぜ止まらない個タクに手を挙げたのか!?という疑問が頭をよぎるではないか。

お客様も私も銀座のタクシーについては事情通である。それなのに話し掛けてこられるのは私が珍しいからなのであろうか―。

「銀座の個タクは、手を挙げても7割は止まりません。」ときっぱり。

「そんなあこぎな商売を続けていれば、いずれは淘汰されます。」と私は言った。

止まらない個タクにもかかわらず個タクに手を挙げてくださる・・・。普通であれば個タクの不適正な営業に出遭えば頭にきて乗らないだろう。銀座で働く多くのホステスさんは個タクには手を挙げない。それなのになぜ?このお客様は寛容なのか!?

その寛容さは、後の会話でなるほど・・・というお客様の常識的で賢明なタクシーの乗車についての考え方がそこに浮かび上がった。

ご乗車されたのは案の定お店のママさんと男性従業員だった。車中たまたま信号待ちで止まったところ、隣に止まっている一般車両に乗っている女性たちを見てお客様は言った。
「後部座席に若い女性がぎゅうぎゅう詰めで乗っている。あれ白タクじゃない・・・」
私も確認するとやはり白タクまがいのいわゆる゛送り”だ。お客さんは言う。絶対に送りや白タクには乗らないという。これはママさんの方針であり、働くホステスさんにも必ずタクシーに乗るようにさせているという。万が一事故等に遭った場合に何の保障も得られない懸念があるからだという。これは当然であり賢明で正しい判断である。安いからと安易に白タクを利用して事故に遭えば後の祭りである。こういった常識的な考え方が根底にあるから個タクが止まらなくてもそれでいいと思っている。敵視しているわけではないのだ。止まってくれるタクシーには乗ろうという姿勢なのだ。まるで個タクには個タクの営業事情があるからと乗車拒否も大目に見ているようでもある。(笑)しかし、やはりそれは違う。私はお客様のその寛容さと良識にいたく関心した。

こういった世の中の事を正しく常識的に判断することは大事である。白タクは違法である。違法とは安全、安心が担保されず大きなリスクを負うことであり一歩間違えば取り返しのつかない事態にまで発展するということだ。
話はそれたが、個タクの一向に改善されない不適正営業には呆れてものが言えないよ。銀座の7割の個タクが乗車拒否をすると言われたお客様の言葉が実態を如実に表している。


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