So-net無料ブログ作成

珍客に悩ませられる [タクシー]

休み明けの月曜日深夜、歓楽街に人出は少ない。
中距離の仕事を終えて首都高利用で都心に戻ってきた。午前2時を回ろうとしている。ここで一発ロングを引いて弾みを付けたいところだ。歓楽街の一方通行仲通りを流していると・・・
右側に立っていた中年の男性に手を挙げられた。ちょっと様子が少しばかり変なのである。私を見て遠慮しがちに手を挙げた・・・(客引きにも見える!?否、歳もいっている・・・。60代で白髪混じりのオールバックのヘアスタイル。どことなく怪しそうな雰囲気がある・・・)嫌な予感が頭を過る。

タクシー運転手は乗車を申し込まれたお客様がどんな人なのか、行き先が近いのか、遠いのか瞬時に判断する。身なりや性別でも判断する。しかし、それは結構当たらない。(笑) 

嫌な予感はものの見事に当たってしまったのである。案の定、「近くに泊まれるホテルはないか?今まで公安(警察)に拘束されて大変な目に遭ったんだよ―」 おいおい勘弁してくれだよ。タクシー運転手にホテルの空き情報を聞かれても困る。観光協会ではない。それに今時公安なんていう言葉を使う人も珍しい・・・。怪しいな~この人。警察官に付近にあるホテルを聞いて一軒訪ねたが満室だったという。

「私に言われても困りますね・・・この界隈で私が知っているビジネスホテルには行けますが―。都心のホテルは中々空いていないとよく聞きます。まず空いていないでしょう―」

内心はここで諦めていただき、そのまま降りてもらいたいというのが本音だ・・・

タクシーは道路の真ん中に止まっている。左に寄せて話を伺った。なんでも警察に拘束されていた事情は、新潟から上司と電車に乗り、途中下車で一杯やり、帰宅のため電車に乗ったが、寝込んでしまい気が付いたら東京駅だったという。帰るべき自宅は埼玉県熊谷市。終着駅の東京駅で起こされたが東京駅までの切符を持っておらず・・・恐らく様々な理由で警察に拘束されたらしい。そうこうしているうちに、未だタクシーメーターを入れていないので私のタクシーに乗車を申し込む上客が二組来たが、この男性が乗っているので去っていった。私はイラつく・・・ 良さそうなお客様を逃して心情は穏やかではない―。ここで一発決めようと思っていたのに・・・

私は提案した。「新橋にサウナがあるからそこに行きましょう。あちこちホテル探しに回ってもタクシーメーターが上がるだけです―」 男性は承諾した。更に提案した。「熊谷までなら3万あればいけますが?」
「運転手さん、そんなことは言わないでください。3万も掛けて帰りたくないです。」ついでに営業を掛けてみたのだ。(笑)

新橋に向かう車中、お客様は東京の人間は冷たいとしきりにボヤいておられた。大阪の方がまだ人情があると。駅員や警察に冷たい対応をされたようである。おまけにタクシー運転手までと言われてはいけない。
サウナに着いた。運賃は1,630円で、2千円でお釣りは要らないよと言って降りて下さった。やれやれである。泊まるところがなく困っていて途方にくれていたのだ。少しはお役に立てただろう。それにしても、ここで一発決めたいと思っていたのに勘弁し欲しい珍客に出遭った。タクシーの営業もそう簡単なものではない。思い通りにならないことが多々ある。大事なのはそこで諦めない、へこまないこと。最後まで地道な営業の継続である。

by Club-Taxi.com


これは飲酒運転による殺人である [タクシー]

既に大々的に報じられている通り23日深夜、東京世田谷区でパトカーに追われた飲酒運転の車が信号無視で交差点に突っ込み、タクシーに衝突して運転手が死亡する事件。

テレビで報じられる前に友人から送られてきたタクシーのドライブレコーダーと思われる動画を観たが、衝撃的な動画だった。あまりにも酷い、恐ろしい衝突の模様が映し出されていた。同じタクシードライバーなので当然怒りが込み上げてくる。もし、これが自分の家族であったならば復讐の怨念に駆られるだろう―。そだけ酷い事件だ。これは交通事故ではない。明らかに殺人事件である。通り魔殺人と一緒である。これで危険運転致死傷罪でたったの20年だというではないか。あまりにも軽すぎる・・・人の命が軽すぎるではないか―。

なんでも、この容疑者(20)のガキは暴力団の息子だという噂もあるというではないか。そうであるならば親共々社会から葬られるべきである。

by Club-Taxi.com


おばあちゃんの嘆き [タクシー]

先日朝のことだが、警察署の前で手押しカートを手にしたおばあさんと付き添うスーツ姿の男性が目に入った。
男性に手を挙げられた。ドアを開けると男性は「よろしくお願いします。さあどうぞ!」と言っておばあさんに乗るよう促した。男性は警察署に戻っていかれた。ここの警察官のようである。

おばあちゃんはカートをたたむのに手間取っているので「カートはトランクに入れましょうか?」と声を掛けた。後部座席で大丈夫だというので、私は直ぐに降りていってカートをたたみ後部座席に座るおばあちゃんの足下前に置いてあげた。行き先を告げられたあと、警察署前にいた事情を語りはじめた。何でも先日乗ったタクシーの話で、乗車の際にタクシーのトランクに手押しカートを入れたのだが、目的地に着くと運転手はトランクに入れたままのカートを降ろさずに走り去ったというのだ。

私は思わず「えっ!?」と驚いて声を上げた。それで忘れ物としてカートが届いていないかと警察署を訪れたのだという。しかし、カートは届いていなかった。おばあちゃんは、先日買ったばかりでこれより少し大きめのカートだとしきりに嘆かれ悔しがっていた。

「それにしても酷い運転手ですね!領収書はもらわなかったのですか?」

「くださいと言ったのにくれないのよ!」

「領収書は必ずお客様にお渡しするように運転手は義務付けられておりますから・・・」

自宅付近の狭い道で降りたらしいのだが、運転手はとても焦っている様子でお金を支払うと、領収書をくださいと言ったのにそのままカートを積んだままのタクシーはバックで走り去ったというのだ。おばあちゃんは手を振って呼び止めたが気が付かずそのまま行ってしまったという。

お年寄りがよく使っている手押しカートは、杖の代わりにもなっていて歩行の補助にもなっている。また、物を積むことが出来てお買い物時など外に出掛ける時には欠かせないお年寄りのアイテムになっている。そのカートがなければ歩行が困難になることが予測される。それを運転手は忘れてしまうのだから、あまりにもお粗末な接客であり、酷い対応である。おまけに領収書の請求がありながら渡さない。

運転手は何を急いでいたのであろうか―。何か大事なことを思い出したのであろうか。それとも我慢できないほどトイレに行きたくなったのか。どんな事情があるにせよ、とんでもない接客の運転手である。持ち去ったカーとはどうしたのか?ちゃんと届けたのか?それとも捨てたのか?おばあちゃんのタクシー運転手に対する不信と怒りが伝わってくる話だった。

by Club-Taxi.com

年明けタクシーの景気は― [タクシー]

ニュースでは、明年の消費税増税延期の声が取りざたされている。
年が明けて3月も半ばを過ぎたが、タクシーの深夜の需要は今一歩で、2月から引き続き低調に推移している。お客さんを乗せても近場が多いと感じる。そもそも年明けの1月、2月というのは需要の少ない時期で、判断のしかねるところでもある。3月になりだんだん陽気も良くなり異動の時期とも重なり上向きに推移する。しかし、この3月半ばを過ぎるも一向に上向きの兆しがない。昨年と比べてもやはり需要に陰りが見えるというしかない。

だからと言って売り上げを落とすわけにはいかない―。景気の良い時というのは平均的に出来ている中で抜きん出て高い数字(売り上げ)を揚げている日もある。景気が悪いと総体的に平均的な数字を何とか維持するが、抜きん出た数字は少なく落ち込んでいる数字の日が目立つのである。平均を維持するために厳しい日々が続いている。桜が咲いて一気に需要増となることを祈る。

by Club-Taxi.com


お客様の横暴許すな!! km (国際自動車)が運送約款の変更 [タクシー]

先日の東京交通新聞でも掲載されていたが、km国際自動車が乗務員へのモラルハラスメントやセクハラ行為に厳正に対処するため運送約款を変更し、お客様によるモラルハラスメントやセクハラ行為があった場合に乗車拒否や警察への通報、損害賠償の請求など乗務員が安心して働ける環境つくりを行うという。

この運送約款の変更は標準運送約款に追記される事項だと思うが、乗務員を守る、安心して働けるという点で素晴らしい事だと思う。kmは女性乗務員や新卒の乗務員など積極的に採用しているので、モラルハラスメントやセクハラ行為は懸案事項であったと推測される。こういった懸案事項はkmだけに限定されるものではない。業界全体、個人タクシーを含むタクシー乗務員の懸案事項でもあるのだ。これを機に業界全体でこの運送約款に倣い変更をしていただきたい。個人タクシーの場合は各事業者が個人で申請できるが組合の対応を待ちたいところだ。

航空機での乗務員へのセクハラ、駅員への暴行は絶えない。酔客を乗せるタクシー乗務員へのモラルハラスメントは日常的に起きていて、それを耐え忍ぶのが当たり前になっている。せっかく苦労してタクシー乗務員になってもこれが嫌になって辞める人も居るのである。個人タクシーだって酔客を乗せるのが嫌で、霞ヶ関やオフィスビル街で残業を終えたお客様を待つ事業者は多数いる。ただでさえ成り手の少ない業界である。こういった乗務員への配慮は業界の発展のためにも必要不可欠である。

この日経ニュース記事は友人が送ってくれた。「さすが大手kmさんですね―」と感心していた。


by Club-Taxi.com


銀座界隈での個タク事業者による違法行為と指導無視事案 [タクシー]

「東個協ニュース」2月29日付掲載記事を紹介したい。

公益財団法人 東京タクシーセンター会長より東京都個人タクシー協同組合理木村事長宛の書簡である。これは警告書か抗議文に当たるであろう。下記はその警告書の冒頭の内容を抜粋したものである。

「タクシー業務適正化事業の着実・円滑な遂行について(個人タクシー事業者による指導無視)」


「当センターでは、タクシー業務の適正化と利用者利便の確保を目的とした諸業務を行っているところでありますが、去る平成27年12月29日午前0時25分ころ千代田区内幸町1-1において、運送の引き受けを拒絶した個人タクシー事業者(東個協××支部事業者)に対し、当センター指導員が指導に着手し、当該車両運転席に立ち事情を尋ねていたところ、当該個人タクシー事業者は、突然該車を急発進させ、指導員に車体を接触させながらさらに加速し走り去るという危険極まりない事案が発生しました。
センター指導員は、転倒し左足を負傷したものの、幸い軽症で済みましたが、当該個人タクシー事業者の行為は道路運送法13条違反のみならず、後続車や対向車等一歩誤れば命に関わる重大な事件につながりもので、タクシー業務の適正化に努めるセンター指導員への極めて悪質で危険な行為であり、ひいては安全輸送に対する事業者の資質にも大きな問題があると思われます―」

昨年末に起きたこの重大事案だが、それ以前にもセンター指導員に対し、胸ぐらを掴み暴言を吐くなどの事案が発生した経緯がある。今回の件で監督官庁の関東運輸局から改善の通達がなされた。

これも氷山の一角であろう。銀座界隈ではその予備軍が多くいる。道路運送法第13条(運送引受義務)は日常茶飯事である。行き先を聴いて平然と乗車拒否は行われている。

私が個タクになり12年経過した。感想を述べるならば、個タク組織を見ていて不祥事は一向に減るどころか悪質事案が噴出する始末で改善の兆しすら無い。常々述べていることだが、個タクの組織は日常のこういった重大案件等を組合員に書面や支部事務所の掲示等でしか周知させていないことにある。この東個協ニュースだって不良事業者は目を通さずゴミ箱に捨てているだけだろう。一堂に組合員を集めて周知させることは大変であろうが、せめてもの換金のために支部を訪れる組合員に対し、支部の役員が一人ひとりの組合員に周知徹底させていく事が大切だと思う。それがなされていないのが現状である。木村理事長がいくらお詫びしようが釈明しようが末端の不良事業者には馬の耳に念仏なのである。

そこで下記の改善策を提案する。

1.歓楽街での覆面による監視と摘発指導。銀座では乗禁時間帯だけではなく、需要の動向を見極め乗車拒否等が発生しなくなる時間帯まで行う。
2.不良事業者のリストアップ。
3.2.でのリストアップ悪質事業者の支部単位での指導。
4.不適正営業事案発生・重大事故発生時には、支部単位で換金等に訪れる組合員に対して支部役員が直接注意喚起等を行う。
5.組合員が日々の営業中で目撃した不適正営業を本部や支部へ報告。(指導警告・罰則実施・リストアップに挙げる)

書面や掲示板等での注意喚起はいつまで経っても組合員に周知されません。いつまでうちのトップが謝罪ばかり続けているのか。あまりにも情けないではないか。真面目にやっている事業者に対して失礼である。

 by Club-Taxi.com