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桝添知事の別荘通い [世間話]

週末になると桝添知事が公用車で別荘通いしているという報道があった。
報道陣の質問に対して桝添知事は「全く問題ない」と発言した。

このスキャンダル的な批判報道だが、知事本人がおっしゃるとおり、私はこのくらいは全く問題はないと思う。桝添知事は地方の知事とは違う。日本国の首都であり国際都市東京の知事である。良い仕事をやってもらうにはこのくらいは必要であろう。警護や警備等を考慮すると公用車の方が良いに決まっている。危機管理についても問題ないと言っている。専門家は批判しているようだが、何かあったらヘリで迎えに行けば良いだろう。国際都市大東京のトップである。

海外視察でも航空機のファーストクラス利用を批判されていたが、警備、防犯面を考慮するとなぜ批判されるのかが理解できない。何かあったらそれこそ日本の恥ではないのか。私は決して桝添知事を擁護しているわけではない。東京都知事はこうあるべきだと思うだけだ。

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東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムやっと決まる [世間話]

一昨日だったかエンブレム発表の生中継をテレビで酒を呑みながら観ていた。
絞られた4案のデザインのうちどれになるのか興味深く、また野次馬になったかのようにその模様を観ている自分が居た。意外にもA案のシンプルな印象を受けるデザインのエンブレムが決まった。決まったあと、客観的に直ぐに込み上げてきた思いは「何やってんだよな。この人たちは・・・」である。盗作疑惑から7ヶ月という期間を経ての発表会。たかがエンブレムではないが、それ一つをとってもスムーズに決められないその組織運営に苦言を呈するところである。あまりにも運営がお粗末というしかない。責任の所在も曖昧なままに億単位の公金が失われたわけである。

国立競技場建設でも設計の段階からつまづき莫大な数十億円もの損失。新たに決まった設計でも聖火台が設計されていなかったという前代未聞の事態である。だいたい、設計者がオリンピックの競技場設計で聖火台を忘れたということは゛魂の抜け殻”だけを設計したようなものでオリンピックの冒涜にも等しいのではないか。

2020東京五輪組織委員会には公金を厳格に扱うという自覚があまりにも足りなすぎる。

 
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「福祉券断る」個人タクシー [タクシー]

東京交通新聞4月18日付記事
「福祉券断る」という見出しの気になる記事。
なんでも、東京新聞(4月4日付)に「福祉券を断る個人タクシー」と題した投稿が障害者からあったとのことだ。

区から支給される福祉タクシー券を個人タクシーで使おうとして2度も断られたという内容。法人タクシーでは断られたことがなく、法人タクシー乗務員から「個人さんは、券の換金手続きが面倒くさいからでしょう」と言われたとし、乗車拒否や障害者差別ではないかと提起している。
 ※東京交通新聞記事引用

夜間営業している個タクであれば扱うことがほとんど無いであろう。私は午前中朝も営業しているので福祉券はたまに扱う。福祉券は1枚1枚すべてに裏書をしなければならない。乗車年月日、時間、経路、所属会社・組合支部、氏名など。福祉券が10枚にもなるとそれは少しばかり大変になる。判子やスタンプなどで済ませられると良いが。区によって福祉券のデザインが異なるし、裏書のスペースが小さく無いに等しいような福祉券がほとんどである。よって、余白の隅等に手書きをしているのが現状である。これは行政にも何とかしてくれと言いたいところだ。経路等の詳細を求めるのであれば乗務員記載欄を設け統一して欲しい。福祉券の利用を断った個タクは上記の理由であると思われる。面倒だという理由だろう。

運転手から見る福祉券の問題点はあるが、使える福祉券を使えないと偽る、断るという話は別である。この平気で断る個タク事業者の対応は言語道断である。どういう神経をしているのだろうか呆れてしまう。相手はお客様であり、障害者である。親切心の微塵も無い事業者だ。ほんと悪だよ。相当な悪である。乗車時、乗る前に福祉券は使えるかと尋ね、断った上に乗車させなかったのであれば立派な乗車拒否である。使えるタクシー券を使えないと偽るのは人を欺く詐欺みたいなものだ。まったくお粗末な個タクである。厳罰を求む。

このように悪の個タクだが、忘れてはいけない。この悪も、法人タクから来たことを。不良法人タク運転手を入れない取り組みも組合にはお願いしたい。

4月1日から障害者差別禁止法が施行されたという。障害者からの乗車の申し込みは間違いの無いように注意したい。


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UD(ユニバーサルドライバー)研修を受講する [タクシー]

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現在会社勤めのタクシー運転手になるにはUD研修が義務付けられているという。UDとはユニバーサルデザインの略称。そのUDに特化したのがUDタクシー。平成18年度に国土交通省はバリアフリー新法を施行し公共交通機関等の施設整備を進めてきたそうです。平成22年度末からUDタクシー車両の販売が始められた。それに伴いタクシードライバーもUD研修が必要になってきたわけです。そして、このほど個人タクシーも組合に所属する全事業者がこのUD研修を受講することが決まった。

今日は研修第11回ということで私も受講することになった。東個協、日個連に所属する(その他の組合は知らないが)事業者が各支部から1名参加して受講できる。午前9時から豊島区で始まるというので、通勤ラッシュを避けるため2時間前には家を出た。サラリーマンになったように慣れない通勤電車に揺られて向かった。午前9時から午後5時20分迄の長時間の研修である。デスクについて座りぱっなしでの聴講は慣れないタクシー運転手にとっては辛いものがある。休日明けなのだが、眠くて何度か目蓋を閉じたが居眠りすることはなかった。なにせ一生懸命講義されている講師陣に申し訳ないという思いからである。約36名という少人数での研修だった。研修内容、会場のキャパからいってもこれが許容限度なのだろう。この少人数だと全事業者の受講が終わるまでいったい何年掛かるのだろうか―。ふと考えてしまった。体制が未だ整っていないようである。

研修の内容としては、視覚障害者、聴覚障害者、肢体障害者、知的障害者、高齢者、認知症、妊婦さんなどについて簡単な基礎知識やタクシー乗車の際の接遇を学ぶ。また、グループディスカッションでは、講師から障害者がタクシーに乗車する際の具体的な事例を問題として提起され、求められるべき最良の接遇、対処法などを受講者同士で話し合い、グループごとにまとめた結果を発表をするなどして学んだ。最後に車椅子の操作方法と車両への収納方法の他、実際に車椅子に座り体験した。

中身の濃い研修内容で大変勉強になりました。
日々の営業の中で気になること、感じることは障害者のタクシー利用実態である。これはグループディスカッションでの発言だったが、ある事業者は40年のタクシー運転歴だが、これまで白杖を持った視覚障害者などは一度も乗せたことは無いと語った。少なくともこの事業者も法人タクで最低10年の経歴と個タクになってからも30年の運転経歴があるわけだ。彼は夜間営業専門だからなおさら障害者のお客様は乗せないと付け加えた。私も24年の経歴だが白杖を持った視覚障害者の方を流し営業でご乗車頂いたことは一度も無い。無線営業では数回個タクを指名される視覚障害の顧客にご乗車頂いたことはある。このようにタクシーを利用されないというのはどうしてなのかと疑問に思うところである。憶測だが、タクシーには接遇面などにおいて視覚障害者の方に信頼を得るまでのレベルに達していないのが現状であり利用されないのだと思う。

先日こんな事があった。東京駅の傍でタクシーの窓を拭いているとスーツケースを持った女性に声を掛けられた。とても焦っている様子で「成田空港行きのバス停どこですか?タクシー運転手にここだと降ろされたらバス停が無いのです。」スマホの地図を見せてもらったら、第1鉄鋼ビル(現在は違うビルが新築された)の向かい側になっている。すぐにどこにあるのかピンときた。そのタクシー運転手はまったく違う場所で降ろしたのである。女性は神田でそのタクシーに乗ったそうなのだが、運転手は自信を持ってその場所は分かると言い切ったという。それだけにお客様も怒り心頭である。バスの発車時間は5分前に迫っていたので直ぐに私のタクシーにご乗車いただきバス停までお送りした。どうだろう、この様にいい加減な接客をする運転手。知ったか振りをして目的地に着かないまま降ろす。こんな接客だから、とてもじゃないが視覚障害者を乗せるなんてことはまったくもって無理な話である。視覚障害者にとって違う場所に降ろされるということは本人にとっては大変怖いことなのである。研修でも話があったが、過去に栃木県でタクシーに乗った視覚障害者が運転手に自宅とは違う場所で降ろされたという。慌てた視覚障害者は自宅を探し回る最中、車に跳ねられて亡くなるという痛ましい事故があったということだ。

超高齢化社会を迎える日本。UDタクシーの需要は高まるとされている。

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タフなおばあちゃん [タクシー]

平日の深夜午前2時を回ろうとしている。都心歓楽街から練馬区までお客様をお送りした。その帰りに無線配車を受けた。「えっ!こんなところで!?」もちろん初めて取る無線配車である。ディスプレイの配車先を見ると地元のスナックのようである。2台口なのでとりあえず急行した。先着していたのはナンバーを見ると地元の事業者のようである。降りていってお店に揃った旨を通すか尋ねると、「いつも待っていると出てくるからいいよ。メーター入れて待っていよう。大した仕事じゃないからー」地元の事業者に従うことにした。
「私の営業区域外ですー」苦笑した。

先着の事業者は出てきたお客様を乗せて先に出ていった。しばらくすると、両肩を抱えられてヨロヨロとした千鳥足のおばあちゃんが出てきた。(大丈夫かね!?)
ご乗車いただくと酔ってはいるがまったく会話には支障が無かったのには驚いた。結構酒臭い。行き先はここから更に埼玉方面の西の端に。

「あたしゃね!酔っ払っているけど、ちゃんと道案内はできるから!運転手さんには迷惑かけないよ〜」

・・・安堵した。気さくなおばあちゃんで最後まで会話が途切れることはなかった。衝撃を受けたのは、午後5時からあの店で飲んでいたのだという。それだけではない。年齢を聞いて更に衝撃を受ける。御歳81歳だというのだ。うちのお袋と1歳しか違わない。何という体力であろうか。私でも疲れ果て酔い潰れるだろう。あの、千鳥足は酔っ払ったせいではなく加齢による身体的な衰えなのか!?(笑)

「運転手さん、こんな時間まで飲んでいる婆さん居る?店でもオカマじゃないのとかオヤジとか言われているのよー」

これには爆笑してしまった。返す言葉は「お元気ですね〜」しか見当たらない。うちの婆さん(お袋)は家に閉じこもっているというのに、このおばあちゃんのパワーは凄い。長生きしたいと思わないらしい。とにかくスナックとかに行って人とお喋りしながら飲むのが唯一の楽しみだと語る。社交的なのだ。旦那さんもお元気で息子さん夫婦、お孫さんと同居されているという。ご家族が寝静まった邸宅に到着した。午前様である。(笑)降車の際、500円のチップにお菓子を下さった。大変恐縮である。人生、楽しいこと好きなことは我慢せず大いにやる。社交的であることも元気の源ではないだろうか。


マスターズトーナメント終わる [世間話]

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毎年、春4月といえばジョージア州オーガスタ・ナショナルコースでマスターズトーナメントが開かれる。今年もその季節がやって来た。注目はもちろん松山選手で、今年は3位で最終日を迎えた。優勝の期待が高まる。無理をしてでも応援しなくてはならないぞと最終日は午前3時に起きてテレビ観戦した。

オーガスタの平均スコアは74.17(過去77回の開催で)ということです。世界屈指のトッププレイヤーが4日間のプレイで通算1アンダーから5アンダー(今回)で優勝争いをしているのだから如何に難コースであるかを物語っている。グリーンは鏡のグリーンといわれるほど難易度が高くトッププロでもダボ、トリプルを頻繁にを叩き、難易度の高いホールでは12,13打叩くことも稀ではない。

連覇を狙いトップを走っていたジョーダン・スピースがバックナイン後半で池に2回も入れるなどして突然崩れた。そして松山選手はフロントナインでダボ、ボギーを叩き一時は後退したが、バックナインでチャンスが巡ってきた。アイアンショットの精度が回復しイーグルチャンスと更に連続バーディーチャンスを迎えたが、残念にもこれをすべて逃してしまった。これが万事休すの敗因だった。よくパットは「パット・イズ・マネー」といわれるが、オーガスタのグリーンを攻略した者だけがグリーンジャケットを着れる。前年優勝者のジョーダン・スピースはパット及びグリーン周りの技術は抜群で名手だという。さすが世界ランキング1、2位を争っているプレイヤーである。故に今回のプレイでは松山選手のあのパットさえ入っていれば十分に勝算があったのではないだろうか。また来年に期待したいのと、未だ日本人が成し得ていない4大メジャータイトルに是非とも優勝していただきたい。


km提携個人タクシー誕生する [タクシー]

東京交通新聞4月4日付記事【個人タクシー欄】
過日、同紙掲載記事でkm提携の個タク第1号が誕生する見通しだという記事を見たが、その第1号事業者の出発式の模様が掲載されていた。それも個人タクシー欄である。企業提携といっても個人タクシー事業者にかわりはない。故に掲載記事は個人タクシー欄となるのだろう。この記事の右側には『日交も提携個人検討』の大見出しが。

こういった企業提携個タクの動きに対して、既存の個タク組合組織は危機感を強めている。個タク組織にとっては正に目の上のたんこぶであろう。新規許可が凍結され事業者数が減少する中、組合は新規許可を認めるよう運輸局に求めてきたが、万が一新規許可が認められることになると企業提携個タクが増えるものと予測される。そうなれば組合員の減少どころか企業提携個タクへの流れが強くなる懸念もあるだろう。組合員減少に歯止めを掛けたい組合にとっては踏んだり蹴ったりとなる。また、所属する組合員が譲渡廃業で企業提携個タクに流れないように対策を講じる模様である。

こういった企業提携個タク誕生の背景には、現況の個人タクシーのモラルの低さ、不祥事の多発にあると私は見ている。ブランド力の低下が招いたと言ってもよいのではないだろうか。本来タクシードライバーの憧れでもある個タクがお客様から不評を買っている。その度に個タクは玉石混交といわれてきた。個タク事業者の前身である勤め先の出身会社は、社員教育の行き届いていない下町の小さなタクシー会社から、1千台規模のタクシーを保有する社員教育に厳しい大手に至るまでと出身会社を取っても様々な事業者で構成されている。事業者一人ひとりの質にばらつきが多いのが個タクの実態である。勿論出身会社で決まるわけではない。あくまでも事業者のモラルの問題だ。本来の原点である優秀な個タク事業者の組合組織であるならば付け入る隙のない強固な組織で個タクの組合には太刀打ちできないとなる。組織にひびが入れば、問題が多ければ事業に付け入る隙を与えてしまう。

km第1号の個タク事業者さんはレクサスLS460ということである。ハイヤーのお下がりであろうか。最高級車で凄いね。kmの社長さんはお金を貯める貯金が大事と社員に言葉を贈ったらしいが、レクサスじゃ金貯まらないのではないか。個タクを見れば一目瞭然!?他人の懐具合までは分からないが―。金を貯めるなら安い車両(私なら一番グレードの低いクラウン。なぜならグレードの高いクラウンも外観は一緒だから。)、そして燃費の良い車両で流し営業だな。

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全国個人タクシー政治連盟(全政連)が始動したということです [タクシー]

東京交通新聞3月28日付記事。
記事によると、全国個人タクシー協会(木村忠義理事長:東個協理事長兼務)の理事会、「全国個人タクシー政治連盟(全政連)」が正式に結成の運びとなったということである。

なんでも、「事業者数の激減とライドシェア問題など政治マスターがますます多くなり、政治家とのパイプを太くする必要がある―」という趣意である
その他、法人提携個タクへの拡大を危惧する内容も含まれているようである。

また、自民党タク議連の菅原一秀事務局長(衆議院議員)は、「定年延長」「新規許可復活」を国交省に働きかけると約束したとう。

菅原議員は個タクの現行「75歳定年を80歳まで伸ばせないか、75歳以上で譲渡できない人をどうにかできないか」と国交省の藤井直樹自動車局長とひざ詰めの話をしているという。
※東京交通新聞記事引用

政界とのパイプは良いと思うが、組織の自浄作用がいつまでも出来ないままで権力にすがり付くのもどうなのかと思う。個タクの改善されない不祥事続きに鑑みるならば国交省のお役人には通じないのではないか。菅原議員の「80歳に定年を伸ばせ」の発言には驚いた。問題になっている高齢事業者による重大事故多発を差し置いて、正に現況に逆行する、反する発言ともいえよう。一般サラリーマンではない。お客様の生命を預かるプロドライバーである。常識というものがあるだろう。これがまかり通るようであるならば真に権力とは恐ろしいものである。

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客に胸ぐらを掴まれる [タクシー]

いつも暇な木曜日だが、年度末ともなるとさすがに歓楽街には人出があった。
私は仕上げに赤坂を流そうと、外堀通りを溜池から赤坂見附に向けてタクシーを走らせていた。ベルビー赤坂前には午前4時を過ぎたというのにまだ空車のタクシーが数台並んでいるのが見えた。その並んでいるタクシーの間から一歩道路にはみ出して立っている若い男性を確認した。近づくと乗車の申し込みがあった。
行き先は麹町警察署辺りまでと告げられた。並んでいるタクシーに乗らなかったのは近いから遠慮して流しているタクシーを拾ったのであろう。こういったお客様はたまにいる。

しかし・・・
並んでいるタクシーに対しての不満を私にぶつけだした。酔っ払っていて所々何を言っているのか意味不明でさっぱり分からないのだが、恐らく並んでいるタクシーの途中から乗車を申し込み運転手から先頭はここではない旨言われたのであろう。この男性の傍には数台の個タクが並んでいたので客選びで言われたと推測される。そうであるならばこれは立派な乗車拒否になる。タクシー乗り場はずいぶん先が先頭である。この場合のように「先頭に乗ってください」と言えるのはタクシー乗り場の後ろ数台である。例えば2台、3台、5台までとか乗り場によって待機台数の指定(標識など)が白線枠で引かれている。故にこの指定枠から後ろに並んでいるタクシーは途中からお客様に乗車を申し込まれた場合には乗車拒否はできない。

730円の運賃で目的地の麹町に到着した。麹町警察署の一つ手前の信号である。支払いを済ませ、この男性が降車された。ドアを閉めたが男性は振り返り窓をコンコンと叩いた。ドアを開けると。
「この車を蹴飛ばしていいか!!」 と声を上げた。

私は車から降りて男の方に回った。

「どういうことですか?」

男はいきなり私の胸ぐらを掴みかかり訳の分からない暴言を吐き出した。私も同様に男の胸ぐらを掴み応戦する。

「クソガキ、怪我するぞ!!」

男は酔っ払いでおまけに体格を見ても私の方が俄然有利である。両腕が塞がっているので、それこそ足で蹴飛ばしたいくらいだった。殴りかかってくるならば、かわして直ぐに押さえ込む余裕さえあった。この後私の怒鳴り声の方が圧倒的に大きく男を圧倒し、ひるんだ男は手を離した。とにかく頭を過ぎったのは、流血騒ぎを起こすわけにはいかないこと、警察で無駄な時間を浪費させないことであった。転倒させたりして怪我をすることもある。我々タクシー運転手が手を出すわけにはいかないので防御に徹するしかないだろう。押さえ込むしかないのだ。応戦は最後の最後であろう。(笑) 

なおも暴言を吐き付きまとうので、タクシーに戻り数十メートル先の麴町署にタクシーを走らせた。タクシーを置いて徒歩で行くと車を傷つけられてしまう懸念があったからだ。ちょうど署前の玄関に立っている警備の婦警がこちらの騒動を聴いていたらしく、直ぐに数人の男性署員も駆けつけてきた。
そして、どういうわけか男もこちらの方に走ってきたのだ!?訳の分からない行動である。普通は逃げるのではないのか?この男はまったく罪の意識と大迷惑を運転手に掛けていることさえ分からないのか―。

署員は双方の事情を聴き始めた。こちらの被害等は無かったので警察署内に入ることなく外で簡単に済ますことができた。所要時間10分くらいで済ませられたのはよかった。それにしても、この酔っ払いのガキのせいで午前4時を回った貴重な残り少ない割り増し時間帯を無駄にしたのである。調べてみると、胸ぐらを掴むだけで暴行罪に当たるそうです。書類送検で慰謝料も取れる。気を付けたいものである。社会は甘くはないぞ若者よ―。

今回の件、少なからず要因として考えられるのは、不適正営業を行うタクシー(特に個タク)に対する不満等が私に向けられたものと推測される。

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